合理主義者

 僕は合理主義者なのだろうか、20年近く続けてきたウォーキングでもただ単純に歩くだけではない。せっかく朝と夕に20分ずつ、自分の健康維持だけのために時間を取っているから、その時間さえも充実させようとしてしまう。リラックス効果を求めての40分だが、その時間ですら、効率を考えたりしている。
 歩くだけで下半身の血流はかなり促進される。ただ普通に歩くだけだから筋肉はつかない。歩いている間に上半身のストレッチができれば時間の節約になる。別々にすれば朝と夕にもう20分ずつ時間を取らなければならないから、それでは自分がイラついて交感神経をより亢進させてしまう。リラックスより緊張のほうが好きなたちだから、頑張るのはお手の物だ。ただし、もうその限界は来ていて直接体調不良と言うおつりを見せつけられるから、最近はさすがに頑張らないことに慣れてきた。
 朝の6時半ごろ、既に太陽はあたり一面を照らしていて、空は青く高い。と言うのは歩きながら、首を左右にゆっくり20回振り、その後上に20回持ち上げ、最後に10回首を下に振るのだが、その時に青い空の中にひっそりとたたずんでいる月を見つけた。ほとんど雲もない良く晴れた状態だったが、最初見上げたところに何かあることに気が付いて、何度か見上げているうちに、それが月だと分かった。丁度半月だったが、今にもバックの青に吸収されそうで、意識しないと見過ごしてしまいそうだった。
 太陽の光がもう少し強くなれば消えるのだろうか、なんだか月が透けて見えているようだった。夜の確固とした存在が、まるで嘘のようだった。
 確かにそこに存在しているのに、見つけてもらえない儚さを感じた。消えゆく運命が何かと被ったのだ。その何かとは何?世の中の出来事?名も知れぬ無数の人間の営み?過ぎ去った膨大な時間?背負いきれない未知への不安?それとも僕自身?

 

自民は選挙に負ける。つまらない・経済、政治、外交に変化無し。自民党員、世論無視で選んでいいのか?岸田新総裁海外報道。安倍晋三頑張ったね。平田悠貴。一月万冊清水有高。 - YouTube