賑わい

 妻が乗っている車が今の時代には必要な機能がほとんどついていないので、税理士の先生が心配してくださって、新しい安全装置の付いた車を買ったらどうかと勧めてくれた。妻は慣れている車に愛着があり、新しい車だと間隔がわからないから余計危険だと言うが、先生曰く、もう年だから身体機能が落ちて機械に助けてもらわないと余計危険だそうだ。先生の方が説得力があり、妻も渋々買い替えることにした。15年以上乗っているから、道義的にも十分資格はあるのだが。
 そこで昨日、車検でお世話になっている牛窓町の修理工場主の強い勧めでダイハツと言う会社を訪れてみた。ホテルのロビーみたいな広いフロアだったが、僕が驚いたのはお客さんがいっぱいだったことだ。とても意外だった。というのはコロナ、いやそれより前の消費税引き上げの影響で国民の懐事情はかなり悪化していると思っていたのだ。それなのにこの賑わいは?
 消費税もコロナも、底辺労働者に影響を与えているだけで、多くの国民は影響を受けていないのだろうか。そういえば、アホコミは今まで通り無能芸人ばかりを画面に送り込み痴呆促進剤を注入し続けているし、政治屋は御法度の裏街道を歩く人間よりあくどいし。世の中は変わっていないのか。それとも変わっていないふりをしたいのか。