有害

 アホコミがいかに時として有害か立証しているような記事を、今朝の毎日新聞で読んだ。僕自身にも有益な内容だったが、僕の文章を読んでくださる年配の方にも考えさせられる内容だと思うから紹介する。
 ここのところ老人の交通事故がやたらニュースで伝えられた。ワルイドショウで大げさに取り上げられるものだから、年配の方々は肩身が狭かっただろうと思う。僕も免許を返納する時期を一瞬考えたりもした。ところが今朝の記事(筑波大学 市川教授)で、下記のように目からうろこのデータを示された。その内容はと言うと・・・・・・・・
 高齢ドライバーの事故率は、20代の若者より低く、10代を大幅に下回る
 運転をやめると健康状態が悪化する。2800人を追跡調査した結果、運転をやめて、公共交通や自転車に切り替えた人は、運転を続けている人に比べて1,69倍要介護になる確率が高かった。家族の送迎などに切り替えた人は2,19倍だった。
 このことから言える事は、認知症を発症していなければ堂々と安全運転を続ければいいということ。自分で考え自分で行動することがいかに心身ともに健康に貢献するかってことだ。元気な老人が増え、要介護者になる人が減れば社会的には大きな倹約にもなる。
 視聴率稼ぎのために、それはスポンサーに番組を高く売れるってことだろうが、やたら世の中をあおるアホコミを信じてはいけない良い例だった。