勘違い

〇〇さんへ
毎日20人近くと交通?文通?していますから、僕は文章をすぐに廃棄してしまうのです。
同じ文章ではないと思いますが、同じ意図で書きます。
僕は毎晩ウォーキングを20年くらい続けています。ある夜、いつもの小道を歩いていると、後ろから誰かがついて来るのです。
それもつかず離れず。気味が悪かったのですが、顔を会わせると何かされそうな気がしたので、明るい道に出るまで、急ぎ足で歩きました。
やっとの思いで明るい広い道に出て振り返ると、誰もいませんでした。不思議に思ったのですが、歩き出すと又僕の歩調に合わせるように足音がするのです。
そこで初めてその音が何か分かったのです。秋も深まった頃小雨が降っていたので、ウインドブレーカーを着て散歩に出たのです。
そして歩くたびに、と言うか手を振るたびに脇が擦れて音がしていたのです。
道理で僕の歩調と合わせて足音?が聞こえていたはずです。
恐怖感を覚えたら、こんな勘違いをしてしまうのですよ。
あれが昼間だったらこんな勘違いをすることはなかったはずです。
貴女も後ろの席に人がいた場合、僕と同じことをしているだけです。
人間らしくていいではないですか。いつか僕と同じように笑い話になりますよ。
青春を大いに楽しんでください。
二度と帰ってこないと言う常套句が今頃やっと僕は分かりました。
ちなみにその後僕は、夜の散歩は、目の前にある中学校のテニスコートを何週も歩いています。
ヤマト薬局