若返り

 以前「何となく感じる」程度の消極的な表現でしか書けなかったが、今はもうほとんど確信に変わっている。  顔を思い浮かべてみると次から次へと浮かんでくる。漢方薬を飲んで頂いて明らかに若返った女性達の顔が。年齢とか、症状とか、漢方薬の種類とか、何ら統計的な傾向はないが、寧ろまちまちと言った方がいいと思うが、明らかに若返った人は結構いる。上は70歳代、下は30歳代だろうか。もっともそれ以下は本当に若いのだからそれ以上若返りようがない。 何処がどうなったら若返るのか、僕もまじまじと見るわけにいかないから、具体的には観察していないが、全体的な印象でそう感じる。不思議だが結構本人達も自覚していることが多く、又僕以外からも指摘されていることも多く、照れて否定するよりも寧ろあっさり認めてくれる。又そうした会話の時には特別笑顔が多くこぼれるから、余計華やかで若々しくなる。  アンチエイジングで多くの商材が莫大な利益を稼ぎ出しているのだろうが、そんな眉唾物より確実に健康を取り戻す漢方薬の方が余程効果がある。気が巡り、血が循環し、余分の水を排出すれば元気になれると、古代の中国人が考えた道理が未だ通用することに驚く。 顔の造作のばらつきを治すことは出来ないから美人には出来ないが、美しい人は出来る。それもとびっきり笑顔の美しい人に。