役所

来年から、うつ病などで自殺の可能性がある患者を早期に発見して専門医に紹介したら、町の医者は報酬がもらえるそうだ。国が決めた。なんとなくピンとこない。こんなこと、報酬がなくても当然することではないか。お金をもらわないと見過ごすのだろうか。医者なら当然な行為だ。いや、医者でなくても当然の行為だ。善意どころか、義務までお金で買おうとする浅はかな行為にしか見えない。  裁判所が郵送で罰金3万円を払うようにいってきた。身に覚えが無いので詐欺だと思い調べたら事実だった。父が3年前亡くなったことを報告していなかったから、会社なんやら法の違犯だと言う。全て税理士任せだから、そんなもの初めから知らない。会社の役人は死亡したら1週間以内に届けなければならないそうだ。会社と言うだけで全くの個人経営なのに、身内の死に際して、悲しみに暮れるゆとりもな与えられないのか。税理士にそんなこと最初から教えておいてよと言いたくなるが、相手が本物なら仕方がない。でも、罰金を払えと言う前に、少しは血が流れていることを感じさせて欲しかった。裁判所の職員と言えども、仕事が終わればビールも飲み、野球の観戦もし、カラオケも歌うのだろう。無知な庶民にいきなりはないと思う。  お役所仕事という言葉に余り縁がなかったので、不快感は持ってはいなかったが、さすがに今日は考えさせられた。皆同じではないかと思うのだが、役人は違うのかな。