無知

 素人の悲しさだ。今ならわかる。
 直径20cm以上。長さは数メートル。これだけの太い枝が、6,7メートル頭上から落ちてきたら命も危ない。そんなことが起こって1か月近くになるが、まだその木を切ってはもらえない。しばしば僕の薬局を利用してくれる業者の方が切ってくれるのだが、それも見積もりをしてくれた業者の半額で。今回のことで分かったのだが、植木屋さんは結構忙しい。業者自体が減ったのもあるかもしれない。1か月近く空いた日がないと言うのは、嬉しいことだ。若い後継者が中心で頑張っている植木屋さんは、家族全員がとても純朴で好感を以前から持っていた。だからぜひその家族に伐採をやってほしかったのだが、気配りなど必要ないくらい忙しそうだ。
 住民が少なくなって、荒れ地が増え、県道沿いだって、交通の妨げになるくらい草が生えている。そうした除草まで請け負っていたら、それこそ休む暇もないだろう。    あたかもドッグランの日陰を作るために、覆い被るように伸びていた太い枝から、僕の親指くらいの太さの枝が毎日のように落ちて、それを片付けるのも僕の日課になっていたが、単に作業が増えただけと受け止め、まさかその元まで朽ちているとは思わなかった。何の理由もなく枝が落下するはずもいないことに思いが至らなかった。栄養や水分が届けられなければ枯れるしかない、その単純なことすら気が付かなかった。 
 ドッグランの設計士さんに診てもらい、幹まで腐っていると指摘されるまで、無知は継続した。人様にとんでもない迷惑をかけてしまうほどの無知を野放しにしていたわけだ。我が身の危険察知能力は磨いても、人様に対するそれは磨いてこなかったわけだ。ただこれからは無知で逃げ切るわけにはいかない。知ってしまったのだから。己の幹を今枯らすわけにはいかない。

国会の中の権力の暴走を市民に暴露する😤 #れいわ新選組 #大石あきこ #山本太郎 #憲法 #緊急事態条項 #平和 #大阪5区 - YouTube