真逆

 この歳になるまで2回しか地震を経験いや、覚えていない。
 大きいのは神戸の震災で、震度4だった。余震もその時何回か経験した。もう1回は、何の地震かよく覚えていないが、丁度接客中で、お互い目を合わせたことだけ覚えている。
 緊急地震警報となると、全く経験はなかった。だから一昨日の夜の市役所屋上からのサイレンは、それこそびっくりして飛び起きた。思わず蒙古襲来かと思った。同じようなサイレンは他の目的で聞いたことがあったが、サイレンと共に「大地震です。大地震です」と妙に落ち着き払った男性の声がしたから、余計不気味だった。
 何もない部屋で寝ているから、倒れてくるものはないはずで、何故かわからないが四つん這いになって次なる行動に備えながら身構えた。緊急地震警報が実際の地震よりどのくらい先行して知らされるのか分からなかったが、10秒くらい経っても微動だにしなかった。それでも1分くらいはその姿勢を保っただろうか、結局揺れは感じられなかった。
 その後リビングに行きテレビをつけて情報を得たが、緊急地震警報っていいものだなとつくづく感じた。数秒でも身構える時間があることは、ある意味心強い。揺れ出してから気づくのとでは、精神的なプレーシャーはけた違いだ。身を守る動作とうろたえるのとでは真逆だ。

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