高松4連荘

 もうこうなったら、 高松4連荘じゃあ!
 この日曜日いつものように宇野港で高松行きのフェリーを待っていると、まるで船体に描かれたデザインが従来のとは違った船が入って来た。従来は赤を基調の模様が描かれていたが、今回は全体的にブルーで統一されていた。
 今まで利用したことがない船だなと思いつつ乗船して見ると、正直驚いた。従来の船でも僕は十分満足していたのに、ここまでするかと言うレベルのものだったから。もっとも外洋航路の大型客船とは比べることはできないが、内海の、それも1時間コースのフェリーでは今まで見たことのない仕様だった。
 客席は工夫を凝らしていた。先頭部分は、真正面を広角に見ることが出来、船長と同じ目線で船の進路方向を見ることが出来る。テーブルも備え付けられ、僕は持参した薬学雑誌と景色を両方楽しむことが出来た。
 船室は、一律に前方に向かって椅子が並べられているのではなく、いわば沢山の応接セットが、如何にもアットランダムに置かれているようだった。しかしそのアットランダムには狙いがあって、お互いのテーブルから微妙に視線がずれるような並びだった。計算されたアットランダム、僕にはそう思えた。視線に入るようで入らない、入らないようで入る。プライバシーと安全の両方を意図したように僕には思えた。
 デッキには、両サイドにブランコが3つずつ設置されていて、家族やカップルが気持ちよさそうに島々を眺めていた。そしてなんと、遊園地にあるような人が乗れるミニ機関車も備えられていて、当日はあいにく動かしていなかったみたいだが、小さな子供への配慮も成されていた。
 デッキにはさらに展望台よろしく、一段高くなっているところがあり、階段で上って滑り台で降りるようになっていた。
 こんなレベルで喜んでいたら、クルーズが趣味の方には笑われてしまうが、夢のクルーズをほぼあきらめかけた僕には、楽しい経験だった。
 ただし、この話題には落ちがあって、船員に「僕は何十年フェリーに乗っているがこの船は初めてじゃ」と言うと「今一隻がドックに入っていて、借りてきたやつです」・・・・だって。

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