理由

 ほとんどブラックジョークだ。
 岩盤が硬くて、首都移転の候補地にもなっている吉備中央町で、浄水場の水から有害性が指摘されている有機フッ素化合物「ピーファス」の2つの物質が国の暫定的な目標値の28倍にあたる極めて高い濃度で検出されたと報道されたのはずいぶん前だ。
  それがどこからもたらされているのかは調べているはずだが、まだ分からないのだろうか。例の決まり文句「健康被害の報告はない」で済ませるのだろうか。当時、該当地域の世帯に水道水を飲み水として利用しないよう呼びかけていたらしいが、その指示は今でも続いているのだろうか。
 なんでも、その浄水場については令和3年度の調査でも国の暫定目標値を大きく上回る1リットルあたり1200ナノグラム検出されていたらしいが、町は「水道法に定められた検査項目ではなく、飲み水として適切だ」と判断し、結果を公表していなかったらしい。
 ある方と今日話をしていてとんでもない話を聞いた。米作りの農家の方なのだが、その人は自分の作っている米は食べないそうだ。その理由は水の中に何が溶けているか分からないからというものだ。そこでふと気になったので、その方の住所を調べてみると、岡山市の方で、住んでいる所の北に吉備中央町があるではないか。
 僕には縁遠い地域だから、どのような川が流れているのか分からないが、グーグルで検索してみると名前も知らないような川が確かに流れている。まさに上流なのだ。
 自然相手の仕事だから、水に対する思い入れは強い方だと思うが、その方が口にしないようなものをかの地の人は日常的に食べて来たのか、これからも食べるのか。
 残酷な話だ。似たような話は今も昔も国中にあって、じわじわと命を脅かされている。

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