八代亜紀

 膠原病と言ってもいくつか種類があるから、八代亜紀がどれに罹患していたのか分からないが、半分冗談だが「一言声をかけていてくれたら」などと思ってしまう。勿論命を失うレベルのものだから薬局ごときが関わることはできないが、それでもどんなトラブルでも「初期」はある。受診しなくて発見されなければ別だが、病院にアクセスするか、前触れあたりで誰かに不安を打ち明けていれば、対処できることもある。
 例えば僕の経験で一番多いのは、痛い痛いと訴えていても病院では検査の結果該当する病気が見つからなくて、僕が問診からリウマチの超初期と判断して煎じ薬を作って飲んでもらって痛みが消えた人は何人もいる。リウマチの初期と考えて作った煎じ薬で痛みが消えるのだから、明らかにリウマチなのだと思う。現代医学ではいくつかの条件を満たさなければ診断名はつかないし、診断に従って薬を処方するから、自ずとリウマチの薬は出ずに、せいぜい痛み止めくらいだ。だが、痛み止めでしのいでいるうちにリウマチを発症してしまうパターンも多い。ただ、発症してしまうとなかなか薬は効かない。漢方薬の出番もなくなる。それが超初期なら漢方薬で意外と良く効き、リウマチの発症を防いだりする。漢方薬は保険とは無関係だから、正式な診断名もいらないし、予防的投与もできる。難病はこじらせては手の打ちようがなくなるから、自由に使える漢方薬は便利だと思う。
 ずっと以前、ある高貴なお方が鬱で、外国の公式訪問にも行けないなどしばしば報道されていた。そんなときに同じような症状の方が僕の漢方薬で治り「〇〇様に作ってあげたら」と言ったことがある。僕も冗談で「頼まれれば作るし、治してあげる自信はある。僕は実力はないけど、自信だけはあるから」と答えたことがある。高貴や有名は、時として不便なものだ。僕ら下々には接点がまるでないから。たまには無数の石ころの中にも光る石があるかもしれないのに。

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