もはや備前市を代表する人は、備前薬の人間国宝の面々ではなく、オリックスの山本由伸投手や頓宮裕真捕手やモデルの平 美乃理だ。前者はよほど金持ちでないと接点はないが、後者は庶民の娯楽レベルだ。
牛窓からブルーハイウエーを使えば２０分くらいで行ける。逆に備前の人は２０分くらいで来れる。今日の親子も２０分かけて来たわけだ。
ブルーハイウエーの途中で大規模な工事が行われていて、僕もそうだが多くの人が、道の駅でもできるのではと期待していた。南に海が開けた丘陵だからうってつけだ。ところが残念ながら火葬場だと分かって興味は失っていた。こんなに広い場所がいるのかと思うくらいだが、現代の火葬場は環境を配慮して、大きな設備がいるのかもしれない。
もう半年くらい僕はその前を通っていないから、折角だから進捗状況を聞いてみた。すると工事が止まっているように見えるらしい。誰も期待して見守るような施設ではないから、話題に上らないのだろうが、必要なものでもある。
ブルーハイウエーは片側１車線なのに、名前で高速道路と勘違いする人もいるのか、何年に一度か、悲惨な衝突事故が起こる。自分がいくら注意していてもぶつかって来られたら避けようがない。僕もなるべくなら利用を避けている道路だが、便利さ故につい使ってしまう。漢方薬を取りに来た母親と息子さんにも、心配だから帰り際に声をかけた。「ゆっくり気を付けて帰ってよ。火葬場に直行せんようにね」
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