儀式

 この暑いのに、スーツにネクタイで、誰かが何かを読んでいた。その姿を見て、クーラーの中にいた僕でさえ、耐えられなかった。汗が噴き出て下着を濡らし、脱水症の手前の気分の悪さ、押し寄せる倦怠感、ありとあらゆる不快感が伝わって来る。心にもないことを読み上げる儀式に付き合う寛容さも根性もない。数秒でチャンネルを変えた。
 体を締め付けるものから、次第に逃れ、大学生のころにはほぼ完成した。それと並行して心を締め付ける多くのものからも解放された。特別な才能を持っているわけでもないし、特別な価値観があるわけではないから、刃物のように過ごしてきたわけではない。無用の、お仕着せのしがらみを排除し続けただけだ。その結果、構造的な多くのルーティーンから制約を受けなかったのは本当にありがたく、多くの「楽」を作り出せた。身の回りに多くの楽を侍らせ、自身の中にある行動規範をよりどころにした。
 手の届く範囲内での貢献は心掛けたが、他者の評価を仰ぐためではない。後悔や満足は、あくまで自分の尺度で、人様の視線ではない。生きづらさは、そこを越えれば生きやすさになる。

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