学者

 ドッグラン北側のフェンスの外、100坪くらいあると思うが、そこを開墾してもらって、ひまわりの種を植えた。朝夕の水やりを欠かさず、せっかくベトナム人が畝を作り種まで撒いてくれたのだから、せめて1輪でも咲かせてみたいと思っている。
 今朝行ってみると、明らかに草ではない緑の葉をつけた植物が、10か所くらい地面から顔を出していた。5㎝くらいはありそうで、まっすぐ立っている。これがひまわりの名前の所以だろうかと言うくらい、天に向かって立っている。
 水やりで気が付いたことがある。僕が足を踏み入れると、乾いた土が保護色になっているような「蜘蛛」が一斉に走り出す。と言うか逃げだす。実際は違うが、蜘蛛の子を散らすと言う表現に似た光景だ。
 僕は知らなかった。蜘蛛が地面の上にいることを。巣を張る光景しか頭にないから、高い所にいる生き物だと信じていた。それが地面を走るのだから、僕にとっては衝撃的だった。
 高い所で巣を張り巡らせるのなら自分の身に危険は少ないだろうが、土の上だと天敵だらけではないか。どうしてそんなところに群れを成しているのか知らないが、僕にとっても蜘蛛はあまり見たくない生き物。木やフェンスに巣を作っているのならまだ許せるが、足元を一斉に走り出すのは見たくない光景だ。何を求めてそんなところにいるのだろう、天敵だらけの地面の上で何を待っているのだろう。
 巣以外に蜘蛛が武器を持っているようには見えない。餌以外に彼らが興味を持つものがあるとも思えない。
 僕の好奇心はここまで。学者などになれなかったはずだ。

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