偉大

 こういった人を世の中では勇者と言うのか、猛者と言うのか、命知らずと言うのか、はたまた単なる無知か。
 次回の処方箋を持ってくる日と時間帯をわざわざ教えてくれるから、えらい丁寧な方だと思っていると、どうやらその日で今日渡した薬が完全になくなるらしい。1日の狂いもなく飲んでいると言うことだが、逆を言うと危ういものだ。なぜならその後の雑談で以下のようなことを知ったから。
 服用しているのは高血圧の薬で、60歳まで血圧を測ったこともなかったらしい。何かの機会に測って、最高血圧が200だったらしい。これはいかんと言うことで血圧の薬を飲まされているらしい。しかし、よりによって、丁度薬が無くなる日に病院にかかることはないと思うのだが、なぜかそのあたりだけは潔癖で、少しの余裕を持つために、何日分は残しておくような発想はないみたいだ。ほとんどの方が何日分かは余裕をもって薬を処方していただいているが、この男性のような方はとても珍しい。何か予期せぬことが起こって、薬をもらうことが出来なくなるかもしれないなどと考えもしないのだろうか。
 ある手術の時には最高血圧が230になって、2週間、手術を延期されたような経歴の持ち主なのに、そして今度200を越えたら命の保証はないよと脅かされているのに、このあたかも余裕に見える潔癖さは何なのだろう。
 大リーグには大谷君がいて、テニス界には加藤未唯選手がいて、将棋界には藤井聡太君がいて、牛窓には彼がいる。いずれも成していることは偉大。牛窓のヒーローここにあり。

業務連絡・・・僕は何をしていただいているのか分からないのだが、メールのやり取りが便利になると言う作業をある方がしてくれていて、その余波を受けているのかどうかわからないが、僕の返事が出来ない人がいる。もし連絡がついていないのかなと思われたら電話を利用してください。
寂しいが、何かしてくれる度に、慣れるのに大変な労力を要し、何もしないほうがよかったと後悔ばかりする。

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