舞台

 今日でひとまずクレープ屋さんを休み、10月から再開するらしい。2週間に一度の開店を楽しみにしてくださっている方は結構おられて、若夫婦とスタッフの若い女性が、一所懸命対応している。
 欠かさず来てくださる方もおられて申し訳ないなと、ずっと気になっていたのだが、今日娘に理由を教えてもらい納得した。その方々の為でもあるし、外食産業はこうあるべきだと教えられた。ただし、生業としている方では難しいから、それをよそ様に要求するつもりはない。僕など何でも口にするタイプだから、そもそも言う資格はないが、娘はそれにはかなりこだわっているから、同じ思いのお客さんの為にも、10月まで休むのも「いいこと」のように思える。
 クレープの材料やトッピングはほぼ天然のものを使っている。薬局に牛窓で活躍している自然農法の方たちが野菜や卵を届けてくれるから、かかわっていなくても分かる。そんな中で、夏季休業を決めた理由に生クリームの件があるらしい。娘はすべて自然材料から作っているが、外食産業で使っているのは生クリームでも1年保存がきくらしい。持ち帰りの1時間とかを心配して営業しない決断に比べて、1年間持つと言う不自然さ。どれだけ防腐剤が入っているのだろうと考えてしまった。
 生業の方だとロスを出すのは経営的には致命傷になるから、保存が利くものでないとだめだ。その朝懸命に材料から作るようなことでは間に合わない。いっそのこと誰かスタッフをお願いして毎日オープンしたらと思うが、それだと100年でペイできるものが200年くらいかかりそうだ。
 犬が喜び、人が喜ぶのを見て喜ぶ。僕が上がる舞台はもうない。

ゼレンスキー電撃広島訪問の報道の少し前にウクライナにF16供与が決定。予言的中。危機の中、進む世界経済と戦争の行方。安冨歩東大教授。一月万冊 - YouTube