高嶺の花

 距離で言うと我が家から200メートルくらいなものなのに、上ったのは初めてだ。
 バブルのころに開発された区画だから、牛窓の住民には縁のない、高嶺の花の分譲地だ。今日初めて訪れてみて、高嶺の花はお金だけではなく、景色もそうだった。高度で言うと30メートルもあるのだろうか、その高さだけでも見える景色は全く違う。県道沿いの我が家からでは当然他の家々の壁か、さしずめ3階からだと屋根が見えるだけだが、今日訪れた家からは、海まで見える。ただマンションが建ってしまったから、海の全貌は無理で、半分くらいが隠される。遠く四国も見えて、気持ちがいいだろうなと思う。
 猫と同居し始めて、色々なことを勉強したが、猫は高いところが好きと言うこともその中の一つだ。驚異的なジャンプ力で、天井近くある箪笥の上に上がる。そしてそこから見下ろしている姿がなんとも勝ち誇ったようで可愛い。ひょっとしたら人間も同じで、勝ち誇りたい人は庶民より高い所に住む傾向があるのではないか。景色もいいし車の振動にもさらされなくてよいのだろうが、ひょっとしたら見下ろす感覚も又大いなる動機かもしれない。そういえばお金を稼いだから、地下に住んだと言う人を聞いたことがない。タワマンの上へ上へと昇りたがる。

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