不本意入学の君へ

参考にもならないかもしれませんが読んでください。
僕は志望校の何番目かの大学に1浪して入りました。浪人時代パチンコにのめり込み、現役の時より成績は悪かったのですが、受かったところに行きました。2浪はさすがにモチベーションは続きませんから。1浪でも駄目だったのだから。
 僕が入った薬科大学の多くの男子学生は医学部に行けなかった人達です。ほとんど1浪、結構2浪、いやいや3浪、いや4浪も珍しくなかったです。だから2回生になったときには、多くの新入生が同い年か年上ってことになります。
 そんな中でも、薬学を純粋に目指してきた人もいて、総じてそういった方は真面目で成績もよく、4年で卒業し、厚生省などに就職していました。
 反対に、僕らみたいな医学部崩れは総じて不真面目で怠惰で、僕みたいに似非ばくち打ちになるのも多かったです。当然4年制大学なのに5年で出たり6年で出たりする人続出です。 
 中にはどうしても医学部を諦められなくて、薬科大学に籍を置きながら、下宿で受験勉強をし、医学部に行った人も数人います。まれに僕の先輩みたいに、大学を出て病院に薬剤師として就職し、働きながら受験勉強をし医者になった人もいます。
 僕の仲間は超劣等生の集まりでしたが、不思議なことに卒業してからは全員真面目になり、それなりの人生を送っています。恐らくみんな各々の人生を肯定していると思いますよ。
 あなたがこれからどのように決断を繰り返し、どのように進んでいくのかわかりませんが、どの道も人生です。優劣はないのだと思います。僕の好きなフォークソングの歌詞の一部を送ります。
人生はだらだらと続いている冗談なのさ それもとびっきり質(たち)の悪いものさ

ヤマト薬局

加川良/オリジナル・ザ・ディラン その2(旭川公会堂19??.7.10.) - YouTube