劣化

 全く同じ内容のニュースを昼と夜に見た。昼に聞いたときには、その言葉に違和感を持ち、夕方聞いたときは、その言葉に不快感を持った。なぜ?どうして?
 富士山とそっくりではないの!と言う全く無知な感動はさておいて、北海道の羊蹄山で、外国人スキー客7人?8人?が雪崩に遭遇し、一人が亡くなったそうだ。そのニュースの中で読まれた原稿に「英語で110番があった」と言う件があった。このわざわざ英語と言う単語を入れた意味が僕にはわからないのだ。外国人と最初から言っているのだから、日本語でなくてもいい。救助に向かったのだから、警察か消防には通じているわけだ。英語で連絡を受け、それが理解できて救助に向かったとNHKは伝えたかったのだろうか。こんなところにまでまさか国威発揚の意図は隠されていないと思うが。
 110番通報が、タガログ語ベトナム語でもわざわざそれを原稿に加えるのか。インドネシア語はどうだ。ロシア語はどうだ。スワヒリ語はどうだ。何語で110番されたなど全く価値のないことで、救助に向かうことが出来たかどうか、或いは犠牲者が出なかったかどうかの方が意味があると思うのだが、どうでもいいことをなぜ加えてしまったのだろう。僕はNHKそのものの、あるいはスタッフの劣化だと思ったが、こうしていまだ理由が分からないことから「僕の劣化か?」と思い始めている。実はこれが一番心配だ。

 

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