2カ国語

 2カ国語を話すことが認知症の発症を遅らせる可能性を、新たな研究が示唆した。バイリンガルの人は1カ国語しか話せない人に比べ、アルツハイマー病を含めた3種類の認知症の徴候が現れるのが4年以上も遅いことが判明したという。この報告は、「Neurology」オンライン版に11月6日掲載された。「バイリンガルであることが、脳を鍛え、認知的予備力(cognitive reserve)を高めることにより認知症の発症を遅らせている可能性がある」と、研究著者の1人である英エジンバラ大学のThomas Bak氏は述べている。

 今日届いた医学情報の中の一節だが、今更言われても困る。何十年前にこうしたことが分かっていたら、もう少し受験英語から喋れる英語にシフトしていたのに。合格発表の瞬間、全ての受験教科の知識は捨てたから、英語も又僕の頭の中から消えた。空いたスペースにその後何が入ったのか定かではないが、未だ多くが空き倉庫のような気もする。  元々外国や外国人に興味がなかったから、英語を勉強する動機は受験以外にはなかった。そうした多くの人間が行き着く所が僕みたいなところだと思うが、今更痴呆を持ち出されても困る。地方でのんびり生粋の土着の人間に囲まれて生きていたら痴呆になるのでは、痴呆に、いや地方に失礼だ。もっとも僕は今まで2カ国語を話せる人の呼称バイリンガルは、和製英語だと思って「倍リンガル」と書いていたのだから、やはり僕の頭は所詮「半リンガル」だ。