修理

 今ある薬局を建てたのは40年近く前だから至るところが傷んできているが、あまり気にならない所が多くて、さほど手直しはしていない。ただ裏口の戸は、だましだましで使ってきたがそろそろ限界だと諦めて修繕してもらった。
 「戸が開け閉めの時に重い」くらいの状態は数年続いてきたが、重いだけだから、力を入れさえすればよかった。ところがこの数か月は、力を入れても動かない。ただもったいないから何とか使えないかと工夫したら、いったん持ち上げてから横に動かせば開け閉めは一応できることを発見した。勿論鍵もそうすれば閉まったり開けれたりする。
  素人でも戸車が役割をはたしていないのが分かる。器用な人なら自分で換えることが出来るだろうが、金属製のガラス付のものだから滅茶苦茶重たくて、修理をしてくれた職人さんでさえ掛け声を連発するくらいだから素人には手に負えない。
 今日、部品が届いたらしくて直してくれたのだが、今までの力の入れようと比べたら雲泥の差で、正に触れるくらいで動いてしまう。数年来の習慣で家族や偶然訪ねてきた動物の漢方薬を作ってくれている薬剤師さんも、従来の力で開けるものだから、柱にぶつける勢いで開けてしまい跳ね返ってきたりもする。誰もが何回か経験して慣れていくが、かつてこんなに滑らかに動いていただろうかと疑問を持つ。恐らく、想像でしかないが、新築の時もあんなにスムーズに動いてはいなかったと思う。抵抗がないばかりか音までしないのだから。
 40年間でこんな小さな部品まで進歩したのかと驚きだった。そして修繕してもらったことが肯定できた。何とかなるものだから、何とかして使い続けるべきか少しばかりは迷ったから。
 この変化は、まるで自転車からバイクだ。いやいや、リヤカーからリニアモーターカーだ。そのくらい衝撃的だった。

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