紙一重

 守られているとしか考えられない。もしあの時、神がいなければ、僕は勿論、ベトナム人女性4人の命もどうだったか分からない。真夜中に目が覚めて初めて恐怖が湧いてきて、しばらくの間眠ることが出来なかった。紙一重で地獄に行かずに済んだ。僕を守ってくれたのは明らかにキリスト。皆さんの場合は、信仰を持っている方はそれぞれの神様。そうでない方はご両親をはじめ先祖の方々。
 四国水族館からの帰りは、ナビが初めての道を示してくれた。直線道路が多かったからその道を帰ることにした。おそらく最短距離でもあるのだろう。
 確かに往路より圧倒的に車の数が少なくて走りやすかった。裏通りと言う感じはなく、海岸寄りに新しく町が拡がり新たに作った道と言う感じだった。まっすぐに延びて気持ちがよかった。
 出て数分も走らない所で片側2車線の道路と交差するところに出た。ただし、片側1車線の良く整備された道路から、2車線のこれまた広くてきれいな道に出る時に信号機がなかった。僕は思い込みで信号機が当然ある道路と「勘違いした」あれ、信号機がないなと思いながらもスピードを緩めることなく4車線道路に出てしまった。おそらく赤信号で止められることがなかったというのがその時の心境だろう。
 2車線道路に出る寸前は、左右が建物で隠れていて見通しは悪い。だから正面に広い道があるなって感じで、左右は完全に遮られている。だから2車線道路に出た瞬間に気が付いた。これはいったん停車して後、左右をよく確認してアクセルを踏むところだと。そういえば一旦停止の線は見えたが、それを促す文字は一切なかった(見えなかった?)2車線道路に入って身の危険を感じてブレーキを踏んで減速したのだが、そこで初めて気が付いた。もし右側から車が直進してきていたら大事故になる所だったと。僕の車の横腹にかなりのスピードでぶつかった可能性があったと。
 本当に運がよかった。その広い道路に一台も車が走っていなかったのだ。ブレーキで減速して恐る恐る左右を確認すると、かなり遠くまで1台の車も見つけることが出来なかった。昼の日中暑かったからか、新しい道で本来利用する車が少ないのか、何かの幸運で車が通っていなかったのだ。
 守られたとしか言いようがない。熱心ではないがキリストを信じ仰いでいるおかげか、それとも純朴なベトナム人女性たちの生きざまが天に通じたのか、何かの力で守られたとしか言いようがない。
 人生でこのようなことは3度目だ。人を傷つけることなく車から離れたいが、田舎ではかなりの必需品。最後は一人乗りのミニチュアカーにしようと思っているが、その時期を見極めるのが難しい。神に助けてもらえるほど世の中に貢献をしていないのに、このあと何回助けてもらおうとしているのだろう。我ながら恥ずかしい。

 

【山本太郎】消費税を辞める以外に選択肢はありません!#山本太郎切り抜き #れいわ新選組 #平気で嘘をつく高市早苗#社会保障 - YouTube