黄金の私の人生

 日本のドラマで真面目に見たのは「仁」だけだから、比較することはできないが、韓国ドラマはよくできているなと感心する。韓国ドラマも今までは時代劇しか見なかったが、昨年から現代劇も見るようになって只今「はまっている」
 最近欠かさず見ているのが、平日朝8時から放送されている「黄金の私の人生」古今東西の制作の常識かもしれないが、本流にそそぐ支流の情景がうまい。登場人物のこんな姿が、そして行動がやがて本流に注いで水の流れをより豊かにする、そんな構想の連続で、見るものを驚かせ感動させる。なんでもないような場面がやがて次なる展開のカギになる仕掛けに驚かされることも多い。
 出演者は作られた顔の人達ばかりで、もとはどんな顔だったのだろうと想像するのも面白い。無理して切ったり張ったりしているから、不自然さは隠せないが、脚本の上手さ、演技の上手さでそんなことを割り引いても余りある。もとはどんなんだったんだと疑ってしまうから、現実世界では恋愛の対象にはならないが、画面の向こうならいくらいじっても許す。
 それにしても韓国人は時代劇でも現代劇でも、庶民と大会社の御曹司の巡り合いが好きだ。時代劇なら庶民どころか奴婢と王様との出会いものが好きだ。どんな心情を韓国の人は登場人物に投影しているのだろう。自分が王様だったらどうしようかとか、奴婢だったらどうしようかなど空想の世界に浸っているのだろうか。日本以上に学歴社会と聞くから、そこから脱落した人たちの一発逆転劇を夢想しているのだろうか。
 明日は土曜日、明後日は日曜日。朝の至福の一時間が錆び付く日。

 

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