俳句

 知る人ぞ知る?いや知らないのは僕だけかと言うような俳句を今日、教育テレビの番組の中で知った。
裏を見せ、表を見せて散る紅葉
 見ていた番組は宗教番組で遠藤周作について語られていた。その話の中でもないし、続きでもない、ひょっとしたら予告編の中で紹介されたものかもしれないが、とても印象的だった。
 そもそもわかりやすいし、うたわれている内容に共感を覚えた。
 僕はあまり駆け引きが得意ではなかったので、結構正直に生きてきたと思う。いい悪いの問題ではなく、それが楽だったからだと思う。人生で身の程知らずの収穫を得ようと思ったこともないので、博打を打つ必要もなかったから、正直にあるがままをさらして生きてこれた。だから大きく信頼を損なうこともなかったと思う。駆け引きがないと言うことは、それはそれは楽だ。「自覚したこの程度」ですべてを運んでいくのだから無理がない。手の内は全部晒すのだから、警戒もされない。下手をしたら多くの救いの手が差し伸べられる。黙っておれないくらい気の毒に思ってくれることも多々あったのだろう。
 あるがままに、葉っぱの裏表すべてを見せていれば、すなわち隠し事がなければ、別に同情を買わなくても、助けられ上手でもあれたような気がする。大した人間でなくとも、正直に生きていけと言う教訓が、多くの方の共感を呼んでいること自体が救いでもある。

 

山本太郎の持っている本当の危機感について。絶望の戦いに捨て身で挑む最悪の日本の状態。非核三原則を放棄して核武装と戦争の未来へ行くのか?絶望を笑って戦おう!安冨歩東大教授。一月万冊 - YouTube