阿呆太郎

 59歳が81歳に言うのならわかるが、いや実際には口には出せないが、81歳が59歳に言えるのは、よほど自分の中に絶対的な優位を確信しているからだ。その優位は、そんなときには経済と地位くらいしかないと思うが。完全坊ちゃんの阿呆なら「心から」言えるだろう。言われた方は所詮芸NO人なのだから、81歳の方は、本心では相手にもしていないし、取り入ってくるときにうまく利用するだけだ。
 芸NO人に対してこの程度の認識なのだから、単なる庶民に対しては推して知るべしだ。阿呆太郎から見える僕たちは何に例えたらいいのだろう。餌を見せると駆け寄ってくるペットか?錆びて使えなくなり新品に取り換えられる草刈り機の刃か?賞味期限が迫り捨てられるコンビニの弁当か?
 参議院選挙で痔見ん党や金平糖や異心の会が圧勝するらしい。その圧勝に手を貸すのがペットや錆びた刃やコンビニ弁当だから、やるせない。それでも「まだ、生きなければならない」


参院選(7月10日投開票)の比例代表にれいわ新選組から立候補している「浅草キッド」の水道橋博士氏(59)が自民党麻生太郎副総裁(81)と対面するもブラックジョークを浴びせられる洗礼を受けていた。
博士氏はかつて「週刊アサ秘ジャーナル」(TBS系)で数多くの国会議員にインタビューを敢行し、麻生氏とは交流が深い。麻生氏は「漫画好き」「アキバ好き」で有名だが、その異常なほどの漫画愛を世に言い立てたのが博士氏で、番組内で取り上げたのがきっかけだったという。
街頭演説会の終わりに麻生氏が聴衆とグータッチを交わす中、待ち構えていた博士氏は「麻生さん、お久しぶりです。水道橋博士です」と声をかけたところ、返ってきた答えはなんともシュールなものだった。
麻生氏は「おー」と驚きの表情を見せたが、博士氏が「れいわから出ることになりました」と伝えるや「まだ生きてんの?」と一言。あっけにとられた博士氏は「頑張ります」と答えるしかなかった。
麻生氏のにべもない対応に博士氏は「4回くらいロングインタビューしているし、麻生さんの漫画好きは僕が世に広めた。僕の奥さんの実家は料亭で、そこには必ず麻生さんがいらっしゃって、僕の義理のお父さんには『あなたのお婿さんに総理大臣にしてもらったんだよ』と言っていたくらい。それなのに『まだ生きてんの?』って…」と自身が凍り付いた場面を振り返った。
さらに病気で長期療養の過去がある博士氏は「『まだ生きてんの?』って、良くないですよ。病気をした人に言っちゃいけないセリフ。麻生さんらしいと思うけど、ジョークのつもりでひどいことを言っている」と人間性を疑うばかりだ。

 

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