娘がどこで仕入れた情報か知らないが、「もともとそこに生えていた木や草を使う」予定だったが、売り主さんが親切にも引き渡してくださる前に、強烈な除草剤をまいてくださったみたいで、半年経っても広い土地に全くと言っていいほど草が生えなかった。整地してきれいなのだが、雨が降るとあちこちの法面に水路が出来てしまう。まるでダムから水が落ちているようになっている。
 それこそ草ぼうぼうの10年以上も手つかずの荒れ地だったから、多くの根が入り乱れていたのだと思う。そうすると張り巡らされた根で、ずいぶんと強くなるみたいだ。法面など崩れにくくなる。親切が仇になったとはこのことだが、その行為は勿論ありがたかった。
 今朝散歩中に、幾か所かに遠慮がちに草が生え始めているのを見つけた。従来なら早速抜いていただろうが今は違う。よくぞ生えてきてくれたと大歓迎なのだ。勝手なものだ。草が貴重な植物のように思え、遠慮がちに片隅に生えているのを不憫に思ったりする。
 これからの時代は、人にやさしい、自然に優しいがキーワードらしい。決してそんなことを意識しているわけではないが、幼い時に見た風景が突然目に前に現れて、この風景を壊したくないと思ったのがきっかけだから、賢人が教える条件に添えるのかもしれない。
 今日は1日中雨が降り続いた。春が本格的にやってきた。一雨ごとに、土の下から命がのぞいてくれるのだろうか。緑は確実に命で、生きている。

 

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