ある難病治療のためにステロイドを服用している方に癌が見つかった。年齢も年齢だから、手術は命取りになると言うことで選択肢から外された。大病院といえどもこうした綱渡りみたいな事象には果敢に挑戦することはしないのだ。学問のためにと言うようなことは、やはり人命を最優

先にして実際には行われないのだ。テレビ番組のように「神の手」は現れないのだ。そうした話を患者さんの家族から聞いて、なんとなく安堵感に包まれた。
 となるとさすがに大病院でも選択肢はなく、経過観察と言うことになる。ただご本人にとっては歯がゆい。そうした中、その方の親類に東大出の医者がいて、相談したそうだ。その医者曰く、やはりがん治療の弊害のほうが多いから、診断に従ったほうがいいと助言してもらったそうだ。
 そこでこの奇遇が始まった。その親類の医者の名前を言われたときに僕はその地区によくある名前だからピンとは来なかったが、「ここでお世話になった・・・」と言われてすぐにわかった。2年間くらい僕の漢方薬を飲んでいた子が東大の医学部に合格したのだ。彼やその家族のことはとてもよく覚えている。東大の医学部に入ったことは心から嬉しかった。合格の報告に来た時に「これからは自分(君)は先生と呼ばれる立場になる。だから今度僕に会う時は、僕のことを大先生と呼べ!」とお祝いの言葉?をかけた。
 すでに卒業して活躍しているみたいで、あの子なら的確で優しい助言を与えられるだろうと想像に難くない。なぜなら恵まれた才能を他者には感じさせないほどの普通の子だったから。いい意味での普通の子が東大の医学部などに行けるはずがないから。
 今思い出した。彼はもう一つ助言をした。「東大の医学部に合格したら僕のおかげ。落ちたら自分のせい」
 かつて彼に作ったように煎じ薬を持って帰ってもらった。何かの縁が奇跡を生んでくれるように願って。

 


外務審議官田中均氏 日本の衰退 主要国で最も激しい 自民党政権有効な手だてなく
 2002年の日朝首脳会談実現に尽力した元外務審議官田中均氏が22日にツイッターに投稿。日本の衰退が著しいなか、長期自民党政権は有効な対策を立てることができなかったと指摘した。
 田中氏は「国民は知る必要がある。この10年主要国の中でも日本の衰退は最も激しく、長期自民党政権は有効な手立てを打ってこなかった。GDPは10年前には中国の83%、米国の40%だったものが、今日には各々32%、23%。人口は2百万人以上減少」と指摘。「勇ましく台湾有事だとか敵地攻撃能力を言う前に国力を上げることが先決」と自民党総裁選にも言及した。
 また、田中氏は別の投稿で「権力集中による3S(説明せず、説得せず、責任取らず)政治を総括することなく、日本が置かれた状況に危機感を語ることもなく、将来の大きなビジョンを議論することもない総裁選。コップの嵐から抜け出て、国を語る機会なのに。私は無党派であるが、総選挙で自民党に票を投じる気持ちは、もう失せた」と記した。

 

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