緯度

 ほとんど興味の対象外だから、本来やり過ごすだろう記事だったが、最近裏山の荒れ具合などが気になっていたので目に止まったのだと思う。
 カナダと言う国名、49.5度と言う北半球ではありえないような数字に目を奪われ、目を疑った。
 ちなみに札幌の緯度を調べてみると北緯43度でカナダのブリティッシュコロンビア州メープルリッジは49度だからほとんど違わない。むしろ札幌のほうが少しだけ南ってことだ。何かの気象条件がそろえば、いわゆる北国でもこんなことが起こるのだと恐ろしくなる。
 あまりの暑さで死亡者も出ているが、自然環境への影響はまだ出ていないのだろうか。北極圏までどのくらいの距離にあるのかわからないが、暖気が届いてしまうのではと危惧する。
 今年も雨の季節がやってきた。たった1日の雨で被害が出るようなことがかつてあったのだろうか。今はニュースであたりまえのように翌日被害が報道される。大小の差はあるが、崖は崩れ川があふれる。町中から噴水のように水が噴き出し、車がボートのように進む。
 多くの被害が、土を肥やし、作物を育て、水を浄化し、空気を澄ます田舎に集中することに心が痛む。自然を守り自然とともに暮らしている所で災害が起こり、自然を破壊している大都市に少ない。不条理そのもののような気がするが、富は都市を守ることに使われているのだからうなづける。
 アホコミと土建屋電通のために政治屋が用意した汚リンピックの予算が1兆6000億円。田舎の崖を守れ、川を守れ!

熱波のカナダ49.5度 3日連続気温更新、死者相次ぐ
朝日新聞社 2021/06/30 10:23
|熱波が続くカナダのブリティッシュコロンビア州メープルリッジで28日、涼を求めて湖水につかる人たち=ロイター© 朝日新聞社 熱波が続くカナダのブリティッシュコロンビア州メープルリッジで28日、涼を求めて湖水につかる人たち=ロイター
 カナダ西部の記録的な熱波は29日も続き、気象当局によると、ブリティッシュコロンビア州リトンでは午後4時20分に49・5度を記録した。リトンでは27日に46・6度、28日に47・9度を観測しており、3日連続で国内の観測史上最高気温を更新した。同州最大都市のバンクーバーの周辺では死者も相次いでおり、警察は熱波の影響としている。
 カナダ国内で観測された最高気温はこれまで、1937年の45・0度だったが、今回の記録はそれを4・5度上回る。カナダ公共放送のCBCは政府の気象学者の言葉として「この状況について、強すぎる誇張はない」と伝えた。
 太平洋沿岸にあり、涼しい気候で知られるバンクーバーでは28日に31・7度の最高気温を観測した。CBCによると、熱波が始まってから地元警察はバンクーバーやその周辺で100人以上の急死に対応しており、多くは高齢者という。リトンは、バンクーバーから約100キロ北東に離れた内陸にある。
 米国北西部も熱波の影響を受け、28日はワシントン州シアトルで42・2度、オレゴン州ポートランドで46・7度と観測史上最高を記録した。ただ、29日は太平洋から冷たい空気が入り、両都市を含む沿岸部の気温は下がっているという。(ニューヨーク=中井大助)

 

過敏性腸症候群、うつ病のご相談は栄町ヤマト薬局まで