9号

コロナなどよりはるかに恐ろしいものが太平洋上で発生した。10号は直撃しそうだ。海の温度が高いから、近づいても勢力は衰えない。運悪く狙われたところでまた甚大な被害が出る。
 国は万博やカジノには金を使うが、死人が出るとわかっていても災害の予防には金を使わない。これが痔見ん党や金平党や忌新の党の本質だ。単なる働きバチだと思われている多くの庶民が、こともあろうに票をくれてやったり、棄権をしたりして側面援助しているのだから、あきれ返る。貧乏人は貧乏人、固定されて何ら反撃ののろしも上げない。金がないより魂がないほうがよほど悲しい。
 今、夜のウォーキングから帰った。東の空に明るい月があって、東どころか南や西の空まで明るく照らしていた。さすが台風、遠く離れていても多くの雲を空にちりばめていた。月の明かりが、雲を芸術に変える。普段は存在さえ示さないテニスコートを囲っている木々が風に吹かれてうなり声を上げる。遠く西の海を確実に9号は北上している。