ついに僕の薬局にも来た~! 山本太郎・・・・・・・・と昔会ったことがある人が。山本太郎が20歳くらいだったらしいから今から何年前のことだろう。それでも彼に会ったことがある人は珍しいだろう。ましてこんな田舎で。
 その方もユーチュ-ブで山本太郎の全国ツアーの演説をよく聞いているらしい。僕も毎晩新しい動画はないかと探している人間だから、しばし会話が盛り上がった。彼は会社の経営者だから、どちらかと言うと立場上痔見ん党支持ぐらいに思っていたが、さすがに現代の社会状況を憂いていた。このままの状況が続けば、一部の大金持ちだけが繁栄して、それ以外は機械の部品みたいな生活を強いられることを肌で感じているのだろう。
 いずれ岡山にもやってくるだろうが、夕方、仕事中に岡山まで出かけていくことは難しい。頑張れば、一人抜けてもカバーできるだろうから代表で誰か行くかと、娘と話した。僕は、山本太郎の言う「逃げ切れる世代」に片足くらいは突っ込んでいるだろうが、僕より下の世代はどんどん苦しくなる。貯金が全くなくて生きている人のなんて多いこと。その人たちが老いたらどうなるのだろう。山本太郎が提起する問題は、皮肉なことに当事者が無関心で歯がゆいばかりだ。誰がこんなに置いてけぼりに去れている人たちを心配してくれるだろう。今までの政治屋がやりたい放題をした後始末を買って出る人がいなかったのだ。金と権力以外の動機を見ることができなかった政治の場に、新たな景色がもたらされようとしている。早く幕が上がりどのような劇が展開されるか見てみたい。正義とか、公正とか、当たり前のことが当たり前のように演じられる劇を。