キターッ!芸能第3弾。  福山雅治、ジャニーズに続き追っかけ第3弾、それは嵐。年齢も何故か50代女性。不思議に一致している。そしてもっと不思議に一致しているのは、どなたも懸命に毎日を生きている人。だから僕は、それらの追っかけは良いことだなあと安心してしまう。どのような暮らしぶりかよく知っている人ばかりだから、せめてその程度のことは許されるし、そんなことでもないといつ緊張の糸が切れるかもしれないと心配だ。いわば安全弁だ。それをちゃんと持っていてくれることが嬉しい。  今回の嵐ちゃんは、外で仕事はしていないが、家族4人の働き手を支えているだけではなく、実家の両親の介護まで担っている。実家からも頼り?にされていて、まるで両家の世話係だ。そうした状況に追いやられる人は意外といて、世話ばかりさせられたと訴える人を何人も知っている。しかし、させられたと言いながら、結構やり遂げた感はあって自信に溢れている人も多い。決してそれをアピールすることはないが、誰にでも出来ることではないことをやり遂げたときの自信って、結構その人の表情に表れるものだ。  「当たったから、東京まで観に行く」この当たったを理解できる人はそんなにいないだろう。車にでも当たるのかと思うが芸能通ならこれは、あまりにもチケットの希望者が多いから抽選でしか手に入らないって意味だと分かる。何でも福山雅治など、発売1分くらいで売切れるなどと言う話も聞いた。嵐も同じだろう。  姉妹で行くつもりだったコンサートの代役で行くらしいが、それを引き受けることが出来る体力と気持ちの余裕が少しはあったことが嬉しい。東京が、嵐のコンサートが、わずか2日間でも彼女の日常のコンクリートのように固まった時間を崩して、解放してくれればありがたい。アクセルを全開して無理やり走っているような車のままでいて欲しくない。とても仲のよい家族だから、いつまでも要として健康であってほしいと思う。