これはいただけない。朝からいやなものを見た。今でも映像が頭の中に残っている。  NHKの朝のニュースの中の企画だったが、アメリカのお墓事情をやっていた。あの広大な大陸でも墓地にする土地は不足しているみたいで、今では土葬一点張りではなくなったらしい。アメリカらしくてバカみたいに金をかけるのもあるし、逆に従来のお墓代が負担になっている家庭も増えている。そこで色々な葬儀を紹介していたが、いただけないものが一つだけあった。それは水葬だ。何かの袋に遺体を入れて船から落とすと一気に海底目指して沈んで行った。恐らく錘をつけているのだろう。遺体が腐敗してガスを含んでも浮かび上がってこない程度には配慮されていると思うが、それでもいずれ袋は破れて遺体は魚の餌食になると思う。この水葬は国に認められていて合法らしいから、これからも増えるだろう。散骨ならまだ分かるが、遺体を海に沈めてもいいという理由が分からない。何百体、何千体と増えていくだろうが、僕らはその遺体を食べた魚を食べるわけだ。放射能を含んだ魚も怖いが、人畜を食らった魚を食べることも怖い。  まあ、アメリカ産のものなどめったに口にすることはないから、僕自身がそうしたことに遭遇することはないだろうが、とにかく金のためならなんでもする国だから、あまり信用しないがいい。そういった意味では中国となんら差はない。