香辛料

 35年以上とり続けた朝日新聞を昨日で止めた。理由は簡単だ。ほとんど主張と合うところが無くなったからだ。共感できるところなどほとんどない。いっそのこともうこれで新聞をとるのを止めようと思ったが、毎月折り込みチラシを入れる関係で、チラシ研究のためだけに違う新聞をとることにした。 原発を推進してきたくせに、それに荷担したことを認めた記事を見たことがない。勿論謝ったこともない。それなのにいっぱしの高所からの批判記事は書く。どちらに転んでも後で正当化しようと言う魂胆が見え透いている。勿論電力会社からの収入をたち切る勇気なんてない。消費税も超推進派だ。正義面したキャンペーンは、保身の保護色でしかない。小沢の問題もそうだ。電波を解放せよと叫んだ政治家はとことん追いつめる。一人の人間をあらゆるマスコミを使って追い落とすような国は先進国にはない。何をやられたら困るのか知らないが、都合が悪い人間はとことん紙面を使って追い落とす。公共という名だけで御法度の裏街道を歩く人達と同じ穴の狢のように見える。  そもそも政治などに何の期待もしていないが、フェアーでないのは嫌いだ。多くを持っている人達が、多くの者達と結託して、より多くを持とうとするのは嫌いだ。少ししか持たずに、人脈もなく、口べたで為すすべもなくて抵抗できないのも嫌いだ。善良を強いられて一矢も報わないのはもっと嫌いだ。かの国の独特の香辛料が利いた料理より嫌いだ。