「自炊代行業者に警告」 なんて変わった業者もあるものだと思ったし、自炊を代わってあげたくらいで何で警告されなけらばならないのか分からなかった。記事を見てその意味が分かったが、なかなかみんな上手い隠語を作り出すものだ。犯罪の臭いがするのかどうか僕には分からなかったが、流行語大賞に匹敵するくらい印象的な隠語に思えた。 それにしても機械の発達に伴って色々と利用方法を考えるものだ。機械を考えた人もすごいが、想定外の利用方法を考えつく人もすごい。おおむね想定外は御法度の裏街道を行っているみたいだが、思いつく才能はなかなかのもので、その非凡さがもっとほかのところで発揮されたら隠れてやる必要もないだろう。京都大学の入試問題も、みんなで解けば何とかなる。何十年か前にこの手があれば僕の人生も変わっていたのかもしれない。いくら不器用な僕でも、真っ向勝負で挑戦するよりは、手品ばりの訓練をする方が合格の可能性ははるかに高い。これからの受験生は頭より手先がものを言うかもしれない。 言葉の遊びは面白い。傷つけないという最低限の配慮さえすれば、無から生み出した創作品だ。僕ら凡人の言葉は陳列することも出来ないし、複製することも出来ないがその場限りの作品だ。そしてその場限りのはかなさ故に命が吹き込まれているような気もする。目には見えないけれど手では触れないけれど、重さも大きさもないけれど羽を生やして飛んでいく。凍った心に春一番の羽。