連想

 以下のメールを頂いたとき、僕の脳裏にはたおやかと言う言葉が浮かんだ。なんてたおやかな雰囲気のある文章なのだろうと思ったのだ。それを今読み返してみると、文章の表現方法ではなく、その方の暮らしぶりこそがその様な言葉を連想させたのかもしれないと思うようになった。どうしても過敏性腸症候群を患うと人の気配をとげとげしいものに感じてしまう。今までと全く何も変わらずに存在している人にだって鋭利な視線を投げかけてしまう。何も変わらず同じようにただ生活している人にでさえ、猜疑心を抱いてしまう。そうした負の心の有り様から脱出した人の心の有り様をとても正直に表している文章は僕に対するエールでもある。まだ僕の漢方薬を飲んでいる途中の方に読んで頂きたくてお願いしたら、ブログで紹介してもいいという返事を頂いたので紹介する。

やまと薬局 様  こんばんは。めっきり寒くなりました。やっぱりもう12月ですもんね。いよいよ冬本番!寒いのいやだなー。最近は、薬も一日一回飲んでます。朝昼晩、飲み続けたほうがいいのかわかりませんが、自分のいいように飲んでます。今の自分の心持ちは落ち着いていますが、以前薬を全く止めてみた時やっぱりちょっと精神的に苦しくなったので、また少し飲んでます。職場でも、みんなどこか悪いところがありながらも、がんばってる。みんな同じ完璧な健康な人間なんていなくて、どこか弱い部分があって、それが自分は腸で、それが私の個性なんだと思っています。そうやって思えること自体、成長したなーって。(←っていうか、やっと分かった)人間ってもちろん家族のために働くけれど、それより社会のために働き、そこで自分も成長していくもんなんだと理解しました。今の職場の環境はとてもよくて、みんないい方ばかりでありがたいです。こんな私でも、課長や所長やその他の方もかわいがっていただいて心配していただいてとっても幸せに思っています。2年前?やまとさんの薬を飲む以前の自分と比べたら今の私は、人生を楽しむことができている気がするし、人との会話も楽しんでる。やっぱり、人にとって大切なこと、それが「心」だということを再認識したから。うそをつかない心、人を想う心、やさしい心・・自分にはまだまだ足りないところばかりですが。やまとさんの薬をずっと飲んで生きていけばいいじゃないか、っておもうと心が軽いです。娘が、わたしがガスがではじめたのと同じ年齢になりました。私と比べると娘たち子ども2人は、私よりのびのび生きているようでうらやましいです。私はあの時からずっと3~4分に一度ガスが発生して苦しくてつらかった。勉強や仕事どころではなかったし、蓄膿症も手術するくらい悪化しており最悪な状態でした。けれど、登校拒否や出社拒否しなかったのが自分でもよくがんばったなと思うのですが、それは多分、あんな卑屈なひがんだ自分でも声かけてくれる方、やさしくしてくれる方がいたからだと思います。自分もそんな方にならないといけないですね。まだまだ、勉強ばかりの自分です。まだまだお世話になりますがよろしくお願いします。