学生時代

メールを読んで、僕の学生時代を思い出しました。浪人時代も同じですかね。
学校に行かなければならないのは重々承知しているのに、朝起きれば同級生が降りるバスに乗って、
僕は反対の繁華街の方に向かっていました。
ジャズ喫茶に行き、ほかに客がいないのを良いことに1杯のコーヒーで2時間くらい粘り、
その後はパチンコです。
罪悪感と戦いながら、しまいには罪悪感もなく中毒のようにパチンコ台に向かっていました。
僕の青春の多くの時間はその繰り返しでした。
留年を1年し、このままではいけないと思いながらも、そこから脱出することは出来ませんでした。
何がきっかけで卒業できたのか、いまだ分かりません。
このままでは永遠に卒業できないと最終的には気が付いたのですが、そこから俄然頑張ったという記憶もありません。
僕の青春を一言で表すと「逃避」です。逃げ続けた青春時代です。
何から逃げたのかもわかりません。
毎日を充実させる存在もなかったのでしょう。いわゆる目的がなかったのです。
刹那的な心地よさを求めさまよい、結局は何もなかった青春なのです。
息子さんも恐らく歯がゆさの中で悶々と暮らしているのだと思います。
何かを諭してと言うのはむつかしい年齢ですね。
僕がお手伝いできるのは、やる気を起こすと言う今の処方をつくることくらいです。
ただ、悲しいかな、薬は確率の世界なのです。
〇〇については処方に工夫できる余地があります。
彼にまだ薬を飲むモチベーションがあれば作りますが、無理やりは通用しない世代ですよ。
ヤマト薬局