気が進まなかったのだけれど、店員さんが結構熱心に勧めるものだから根負けして、今日の検眼サービスに参加した。なんでも彼らの先生が来られるみたいで、そういった職業の養成学校がありそこの講師の方みたいだ。
なるほどメガネを作った時より、情報を細かくとっているようには感じた。そこでいいチャンスだと思って、引っかかっていたことを質問してみた。
昨年免許の更新時に、高齢者だからということで、夜間視力も検査された。暗闇の中で光がだんだん近づいて来て、それが何かの変化(具体的な変化は忘れた)をするタイミングでボタンを押してと言うものだったが、結局僕はその変化を見つけることが出来ずにボタンを押せないまま検査は終わった。その理由は画面に一つしか現れないはずの光が2か所にあるのだ。どちらを見たらいいのか分からずに、結局は変化なしで終わったのだ。なぜ2つに見えるのか分からないまま今まで来ているが、そしてそのことはもう忘れていたが、その答えを先生が教えてくれた。そしてその実験もしてくれた。
確かに一つのものが2つに見え、ある首の角度を保つとその二つが重なる。だからあの特別な検査だけで起こる反応ではなかった。その理由は、両目の筋肉のバランスが悪くて効き目の右目と左目で像を写すところがずれているそうだ。これはショックだった。自分で出来る矯正方法はないかと尋ねても無理みたいだし、眼鏡で矯正してもらったら気持ち悪くなった。究極は手術と言うことも可能みたいだが「先生も勧めないでしょう」と言うくらいだからメリットもないのだろう。彼の言うには「脳が効き目を優先して判断してくれているから実際には不都合はない」と言うことだが、写真を撮ると必ず首が傾いていませんかと言う問いは、的を射すぎて衝撃的だった。無意識に脳が調節しているみたいだ。
どうせ検査をしたら、度が進んでいるから新しいレンズになどと勧めて来るのだろうと勘繰っていたが、そんな憶測が申し訳ない位の知識を頂いた。
案の定先生は消極的だったが、店員さんはこことぞばかりに新しいものを勧めたが、その手には乗らないぞと覚悟の上のイベント参加だったので、今日はまず僕の嫌いな知識泥棒で終了。