意地

 毎年音だけは聞いているが、2階の窓を開けると、ずいぶんと近い所に花火の大輪が開く。風がこちら側に向かって吹いているのか、あるいは毎年このように大きく見えていたのか分からないが、十分花火を堪能できる。ただそんなに好きではないから数分見て階下に降り、こうしてブログを書き始めた。今日窓を開けて花火でも見てみようと思ったのは、テレビの多くのチャンネルで汚リンピックの中継をしていたからだ。
 たった一つの花火玉で、この音、あの火の粉。もしあれが爆弾なら、あれがミサイルなら、どれだけの音と衝撃だろう。何百倍の威力どころではない。そんなものが毎日降って来るところで暮らす多くの人達の無念を思うし、爆弾を落とす側の卑劣さに怒り狂う。
 武器を作って大儲け、武器を使って大儲け、武器を売って大儲け、武器を使う理由を作って大儲け。幸い直接的にどれにも関わってはいないが、間接的となれば、すべてに国民として関わっているし、関わされている。
 大きな都市でも花火大会を運営することが出来ずに中止を余儀なくされているのに、よくぞこんな小さな町で継続出来ているなと感心する。そんな心意気など吹き飛ばされる世の不条理に、田舎人の意地の華。

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