家業

 僕はベトナム人とのかかわりが多いが、決して、日本に外国人労働者が増えて欲しいなどとは思えない。なぜなら彼らは、数年間の日本滞在で稼いだ金を持って帰れば、国では金持ちなのだ。車を買い、家を建て、子供の教育費まで出る。
 確かに滞在中はとても切り詰めた生活をしているが、それは日本人の目から見た印象だけで、彼らには当たり前の日常なのだ。だからそれに同情する必要は全くない。
 日本の企業は出来るだけ低賃金の外国人を入れて、人件費を節約する。ところが日本人の給料もそれにつれて、低い方に流れる。その副次的な効果か、もともとの狙いかどうかわからないが、日本人を含めた給料を、最小出費で抑えている。
 日本はよく「人手不足」と言われ、外国人労働者がいないと国が回らないと言われる。誰が言っているのかと言うと政治屋やアホコミだ。この当たり前のように枕詞で聞かされる表現を、山本太郎は「賃金不足」と置き換えた。
 例えば社会でなくてはならない職業に対し、人手ではなく賃金が足らないから、なりて手が少ないというのだ。確かに食糧生産や介護などの給料が低いから、他の職業に流れるだけで、もしこれが他の仕事より給料がかなり高いとなると、なりては不足するはずがないというのだ。確かにそうだ。そのためにはたとえば農産物は全部買い取るなどの具体的な施策も述べていた。
 古賀茂明は以前「労働者が足りないのではなく、ブラック企業など無くてもいい企業がありすぎるのだ」と言っていたが、この二人の話から、この国では人手は足りていると気づく。身の周りにもあるし、ニュースなどで見たり聴いたりするとんでもない会社?も多い。誰もが健全な所で働きさえすれば、日本人だけで回っていく。
 家から出られない人達でも、畑や海原で自然相手に働き高収入だったら、家になんかいたくなくなるだろう。これだけで何百万人の新たな働き手が得られるし、病人のように扱われることもなくなる。
 れいわ新選組山本太郎が完全だとは思わないが、なかなかの勉強家であることは確かだ。政治まで家業にして代々受け継ぎ、上級国民気取りの輩を、どん底に落とすことが出来る武器を庶民は全員持っているのに、己の口に銃口をくわえてどうする。

【山本太郎】人の命を軽んじてる自民党を止めない野党も結局は同罪。【れいわ新選組】#山本太郎 #れいわ新選組 #れいわを与党に#れいわ #消費税 #消費税廃止 - YouTube