焚火

 この一瞬の変化を科学的にどう表すのか分からないが、本当に一瞬だと思う。まさに不思議。
 今朝は風がなかったから、放射冷却のせいでかなり冷え込んだ。ドッグランに行き枯葉を集め焚火をしようとしたのだが、ゴム手など何の役にも立たないくらい手が冷たくなった。マラソン選手が着るような長い暖かいマントみたいなものを着ているから、末端以外は寒くないが、手はまるで急速冷凍状態だった。
 そこで普段そんなことをしたことはないが、焼却機の枯葉の投入口を解放したままで、燃える火に手をかざしてみた。ほとんど期待していなかったが、昔はこうして戸外で火を焚き大人たちがその周りを囲んでいたなと、思い出したのだ。郷愁は覚えたが実利は期待していなかった。
 ところがそれこそ火に手をかざした瞬間には暖かさを感じ、数秒後にはさっきまでの痛いという表現に近いような冷感が解除された。単なる焚火だから、縄文時代にでもありそうなツールで、こんなに暖かくなるんだと驚いた。まさか秒単位で血液まで暖かくなるはずがないから、百歩譲って皮膚の体温も上がるはずがないから不思議だ。知覚神経の反応が架空の期待値を演出するのだろうか。
 何はともあれ、その後の作業の苦痛は半減した。少し作業し、少し暖めで1時間早朝の戸外にいることが出来た。古代人を侮るなかれ。

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