お昼ごろ指摘されて気が付いた。それまでに作った漢方薬の薬袋にすべて12月20日と記入していた。
毎日、薬袋に日にちを書き込むから、あまりこうした間違いはない。あってもすぐに気づくことが多い。ところが今日に限って指摘されるまで延々と間違った日付を記入していた。
なんでこんなことをしたのだろうと一抹の年齢的な不安も横切ったが、運よく心当たりがあったから、落ち込むことはなかった。
朝、仕事前にカレンダーを見ていて、今晩ズームで漢方の講演があることを思い出した。忘れないようにと僕がカレンダーに前もって記入していたド派手な印ばかりが気になって、肝心の日付を見ていなかった。勝手に二十日とインプットしてしまったのだ。
別に勉強熱心ではないが、ズームの勉強会でも見ないと夜が退屈だ。こんなことを言ったらえらい講師の先生に失礼かもしれないが、ほとんど僕にとっての漢方のズームの講演は遊びに近い。運が良ければ知識と言うご褒美がつく遊びだ。
正月は6日間も休むらしい。僕に主導権はないから娘の言うなりだが、これは退屈な夜が一日中続くようなものだ。それが6日間。働いてこそ、学んでこそ心身の安定が得られるタイプの昭和の残党だから、今から心配だ。休みが長いことを心配する昭和の残党だ。