道連れ

 よくもカルテを残しておいたなと自分でも感心する。電話口で言われた20年前にお世話になっていた・・・が正確には21年前だ。インターネットを僕も使えるようになって、県外からの漢方相談が増え始めた頃で、通し番号を付け始めて何と7番目の方だ。
 21年ぶりの相談は、以前のものとは異なっていて、これもまた難しいが、漢方薬を併用しない手はない病気だ。現代薬での限界がある病気だから、嘗ての縁が今回の体調不良に生かされたらいいなと思う。
 当時30代後半だった彼も60代に突入したみたいだ。嬉しいことに、薬を自宅ではなく会社の方に送ってもらえればいつでも受け取れると言うことで送り先を教えてもらったのだが、ご自分の名前を冠した会社名で、どうやら社長さんだ。ご自分で立ち上げた会社か、親に譲られた会社か分からないが嬉しいことだ。少なくとも当時体調不良を克服されて20年活躍されていたことになるのだから。
 こんな田舎の薬局が、本来なら、タヌキか猪くらいしか客として来そうにない田舎の薬局が、全国から相談を受けられるようになった。時代の変化に一番疎い人間が、息も絶え絶えについて行っている。最後尾だから見える景色を道連れに。

【国会】大石あきこ「なんで"この状態"でカジノ認可できるの!?」大阪IRを岸田総理が認可…!?【れいわ新選組/切り抜き】 - YouTube