税金

 北日本は昨夜から大雪みたいで、千歳空港のロビーで夜を明かす人たちの映像が流れていた。どれだけ寒いところなのか想像出来ないが、ロビーにマットをひいてもらい寝そべっている人たちを見ると、建物の中は相当暖かいのだろう。一人半袖の人もいたくらいだ。偶然かもしれないが毛布を掛けている人は一人もいなかった。
 寒さは十分しのげると見たが、それだけでは僕だったら不十分だ。あんなに硬そうなところで横になったりしたら恐らく腰や首をやられ、翌日は地獄だろう。安全を保障された旅しか僕にはできない。ニュース一つ見ても情けなくなる。
 ただ記録的な積雪の夜を過ごす人たちには、もう一つのグループもあったに違いない。実際に目撃する機会はないが、ビルの谷間、駅の構内、橋の下?で同じ夜を過ごした人もいたのではないか。半袖で過ごすくらいの暖房はもちろん、ひょっとしたら火の気もないような夜を過ごす人もいたのではないか。本当に段ボールかどうか僕は知らないが、風をよける板切れに囲まれて、冷気に身を切られ遅い朝を待つ人たちもいたのではないか。
 ウクライナでのロシア軍の訓練映像が流される。光を放ち轟音とともに飛び出す砲弾を見ながら、あの玉一つでホームレスの人など簡単に救うことが出来ると怒りが湧いて来た。日本でも同じだ。汚リンピックでメダル一つとるために使った税金で、日本中のホームレスを1年分くらい養うことが出来るだろう。いやいやひょっとしたら数年養うことが出来るかもしれない。
 汚部が森友や広島の選挙違反で使った汚い金で、ホームレスの人達全員に、安全な住処を用意できるはずだ。
 僕らの金が、あいつらに吸い取られ、金持ちが金持ちになるために使われる。死と隣り合わせで生きている人たちに、使ってくれたらどれだけ僕たちの自尊心が満たされるか。直接行動は何もできなくても、税金くらいは払えるのだから。
 とんでもない政治が続く。

山本太郎が国会で「国民が守れない」と叫ぶ。その程度懲罰動議検討とか自民党は腰抜けか?外国みたいにウンコとかブタの内臓投げつけてみろ!元気も根性もなさ過ぎだ。安冨歩東大教授。一月万冊 - YouTube