職業人

 毎日薬局で応対する人たちを見、時にテレビに出てくる人たちを見、僕が実際に接する職業人の種類の少なさに気が付いた。ひょっとしたら僕の不快感の要因の一つなのかもしれない。囲まれている人たちと電波の向こう側とはほとんど別世界なのだ。
 かつては半農半漁の町だったから、今でも多く目にするのは漁師とお百姓。そして地元の商店。学校の先生。バスやトラックやダンプの運転手。フェリーの乗組員。神社仏閣の家族たち。郵便局員や銀行員。町役場の職員に警察官。そのうち大きな工場ができ、労働者が増えた。病院や薬局などの医療従事者。大工や左官などの職人たち。土建業者。散髪屋さんや美容院。旅館やホテルの従業員。
 逆にめったにお目にかからないと言うか、いもしない職業は、マスコミ関係者、報道関係者。評論家、タレント、文筆家、スポーツ選手、IT企業、コンサルタント 弁護士、ほとんどすべての娯楽場などなど。
 さすがに田舎だから、生きていくために必要なものだけはある。生活で生まれた余裕を消化したり消費したりするところが少ない。ただ、時代が珍しく味方してくれたおかげで、なくても済むものも、車を少し走らせれば手に入るし、翌日には送られてくる。実際に接することがない職業の人たちも、キーボードで運ばれてくる。かつての不便の代名詞が、今や財産とは、これも又、時代が味方してくれたおかげだ。

 

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