嘘つき

 多くの人にとって共通する嫌いな人間は「嘘つき」ではないか。嫌いになる理由は他にもいっぱいあるが、嘘は筆頭に来る可能性がある。
 嘘つきが嫌いなのは人間だけではなく組織でも同じことだ。各種団体や会社、政治組織、自治体や政府。それらが嘘をついていたら、人と同じように許しがたい。
 大嘘をつく筆頭は古今東西政治屋だ。この汚リンピックでも、あの汚部がいつものように「息をするように」嘘をついた。汚部は虚飾と嘘にまみれた人間で、自分では気が付かない病気なのだが、その病人を掃除大臣にしてしまったのだから、世界から日本が日本人が馬鹿にされても仕方がない。これから先白い目で見られ続けられるだろう。
 原発事故がアンダーコントロールと言う嘘から汚リンピック始まっていたのは知っていたが、以下のような見え透いた幼児レベルの嘘もついていたのかとあきれる。それを信じる外国人も無学だが、そんな嘘をいさめなかった日本人も卑怯だ。嘘をいさめる勇気もなく、組織の中で必死で地位にしがみついていたのだろう。そんな己の人生を許すことができるくらい、正義感を身につける機会が人生になかったのだろうか。
 嘘とやたら相性がいい卑怯。どのくらいの年月それらを見さされたか。真実と正義の名のもとに奴らを弾劾するべきだ。


「地獄のような嘘」東京五輪の暑さに海外から批判続出。“理想的な気候”と招致したのに
東京五輪は、史上最も暑いオリンピックになる」
うだるような暑さの中で開催されている東京オリンピックに対し、海外メディアからは選手の体調を心配する声とともに、招致のために東京が「気候に関して嘘をついた」との批判が高まっています。
◆倒れる選手が続出
「温暖で晴れの日が多い東京の夏は、アスリートが最高のパフォーマンスを発揮できる理想的な気候」
海外メディアが疑問視しているのは、日本のオリンピック組織委員会が大会招致に向けてアピールしていた気候に関するこの一文。
 トップの選手がフィニッシュラインで倒れ込み嘔吐、その他の選手も次々倒れ、さながら戦場のような光景となったトライアスロン男子のゴール地点。
 「残忍な湿度」「死ぬかもしれない」「今まで経験した中で最悪な暑さ」と、相次ぐ選手たちからの苦情を受けて試合開始時間を変更したテニス。
 女子アーチェリーの試合後には、選手が熱中症で気を失い担架(たんか)で運ばれる事態となりました。
◆招致での「理想的な気候」は「地獄のような嘘」
 米『ヤフースポーツ Yahoo Sports』はこの惨状を受け、日本の大会組織委員会は「地獄のような嘘をついた」と痛烈批判。招致のために使ったフレーズを“茶番だ”と切り捨て、「アスリートがこの天候によって疲弊し続けることについて、(日本は)全ての人に謝る義務がある」と指摘。“アスリートファースト”とは真逆のオリンピックが敢行されている現状に苦言を呈しました。
「世界が東京に謝罪を求めている」という記事を掲載したオーストラリアの『ニュースドットコム News.com』は、「息苦しいほどの蒸し暑さは、アウトドアスポーツに大混乱をもたらしした」と批判。「アスリートを大虐殺に至らしめた虚偽の主張に、世界から厳しい目が向けられている」と糾弾しました。
 一方、『デイリー・ビースト Daily Beast』は「この時期に東京を訪れたことのある人なら誰もが知っているように、この一文は楽観的な見方に過ぎず、言い方を変えれば嘘をついたということ。しかし問題は、IOC国際オリンピック委員会)がなぜそれを真実として受け入れたかという点だ」と指摘。
 この時期の東京が高温多湿になるのは周知の事実なのに、それでも開催地に東京を選んだIOCの決定にも責任があることを言及しました。
◆“ぼったくり男爵”バッハ会長がこの時期にこだわる理由
2013年の招致決定以来、東京の酷暑は懸念材料として常に浮上し、春や秋への開催スケジュール変更に関しても度々議論に挙がっていました。
米『Yahoo Sports』 は、1964年の前回大会が東京の酷暑を避けて10月に開催されたことに触れ、それでもIOCがこの時期の開催にこだわり続けるのは、巨額な放映権料を払うアメリカのテレビ局NBCの存在が大きいことを指摘。
 北米ではアメリカンフットボールをはじめ人気スポーツの中継と視聴率争いをする必要がなく、新学期前でカレッジスポーツとも競合しない7月末から8月中旬は高視聴率が見込めるため、NBCにとってこの時期以外に夏のオリンピック開催の選択肢はないのだといいます。
“ぼったくり男爵”ことトーマス・バッハ率いるIOCも、夏冬あわせ計10大会に対して1兆3,000億円ともいわれる放映権料を支払ってくれているNBCの意見を無視するわけにいかなかったのだろう、と各メディアが伝えています。
アスリートの健康よりビジネスファーストになってしまったオリンピックの衰退ぶりを嘆く人は、世界中にいます。
<文/橘エコ>