同じ日に2人の方から嬉しい報告を聞いた。1人は奥さんから、1人はお嬢さんから。前者は漢方薬を取りに来られたときに直接、後者はメール。  こうした嬉しい報告が聞けるのは、父の代から薬局製剤の許可を持っていることと、医院の門前薬局でないことが大きい。薬局だけに許可された製剤を作るには許可証を県の薬務課からもらう必要がある。僕が牛窓に帰って来た時にはヤマト薬局には既にあったから、あるのが当然のものなのだが、処方箋だけを調剤していたらそんな面倒なことをしなくても利益は上がりすぎるほど上がるから最近の薬局にはそんなものは必要にないだろう。ただし、僕の薬局を利用してくれる人はほとんど、病院で治らなかった人だから、普通のOTCなんかでは最初から太刀打ちできない。そんな時僕の薬局では薬局製剤がフル出場なのだ。娘が帰ってきてから全国的な勉強会に参加して、今では9割近くの症状に薬局製剤を利用する。だから製薬会社との取引がほとんど必要なくなった。  これは医院の処方箋を目の前で受ける薬局なら絶対出来ないことだ。こちらが勝手に薬を出したりしたら医院が怒るだろう。下請けが元受を越えてはいけない。ただひたすらにおこぼれをちょうだいする姿勢こそが生き残る道だ。でも僕はそれが出来ない。  2組の家族の方の言葉を披露するが、僕は決してガンの漢方薬を作れるわけでない。その方がどうしてあげたら元気にガン治療を受けれるか、そしてガンを吹っ飛ばすような体力が作れるかを考えて調剤しているだけだ。薬局製剤が中心だが、さらに薬草を足すことがある。ただこれは法的に別個に販売することになっているから煎じるのが手間だが、得られるものの大きさから言うとたいしたことではないから全員がそうした不便を受けいれてくれている。  最近、現代医学でも免疫に関して研究が行われ、薬も出来たが、漢方薬は僕が若いときから既にそれを始めていた。現代薬の研究成果のおかげで僕達がやっていたことが正しかったと自信を持てる。たかが薬局がこんな大変な病気のお世話は出来ないが、大いなる体力的な援助は出来る。それが2組の家族にこんな嬉しい事を言ってもらえた理由だと思う。  家族の方も不思議がってくれるが、作っている本人はもっと不思議だ。「何で効くんだ」と。だた、田舎薬剤師の分際ではこうした良い出来事も科学的に立証することが出来ない。だからいつまでも「運がいい」で済まされるし、僕も済ます。

1  6年前に相談を受けたときには、前立腺がんでステージ4。骨盤にもリンパにも転移していた。病院の抗がん剤治療と僕の癌の漢方薬を飲んでもらっていたが、1年位して、病院の先生があなたくらい抗がん剤が効く人はいないというくらい劇的に癌が消え始め、以来ずっと腫瘍マーカーに出ない。2ヶ月前に検査したらしいが、痕跡があるだけで、何も問題ないそうだ。段々漢方薬を飲むのを忘れ始めて、今は2週間分を2ヶ月で飲んでいる。勿論お医者さんには内緒で飲んでいるから、お医者さんは抗がん剤で治ったと思っているだろう。僕は両方で奇跡を起こしたと思っている。薬局製剤の許可を持っていて良かったと思える瞬間だ。 (薬局だけにしか作ることが出来ない処方で、薬務課に届け出て薬を作る許可を頂く)  奥さんは僕のおかげだと言ってくれたが、この方はボランティアで忙しく飛び回っている。農作業にも励んでいる。その2つのおかげだと僕が言ったら奥さんが「私が良かったのかしら」と言っていた。実際どれかは分からないが、いろんな要素が作り出した奇跡だと思う。

2 父は前立腺の数値が前回 4でしたが今回 0.1まで下がりました。《前立腺癌は服薬と注射の治療でした。》泌尿器科の飲み薬は 父が数ヶ月前に飲みたくないと言うので止めてもらっていました。 もう1つビックリしたのは・・・悪性リンパ腫になった時の胃カメラで喉仏の側にポリープが見つかりました。場所が悪いので悪性か?良性か?調べるには全身麻酔で手術になると言われて、したくないので数ヶ月おきの経過観察でお願いしていました。2年間大きくならないので悪性ではないのかもしれませんが今日の診察でそのポリープが小さくなりほとんど分からなくなっていて耳鼻科の先生に.......『何か薬を変えた?』『何か飲んだ?』と言われたそうです。やはり耳鼻科の先生もビックリされていて《どうしてかなぁ~~~~?》と驚かれていたそうです。先生の癌の漢方薬、凄いです。!!!