仕事

 一昨日登場してもらったセールスの、エピソードの続き。チベット以外に韓国にも行ったらしいのだが、そこでの体験談。  今話題のカジノに行ったらしい。韓国には2箇所あるらしくて、そのうちの1つ。地名も教えてくれたが忘れた。彼はそこでの思い出はあまりよろしくなくて、具体的なことは一切話さなかった。彼が言ったことは一言、「もう二度と来るか」と思わせるほどの扱いを受けたらしい。むかつくような態度だったらしい。韓国旅行の経験がない僕にとっては日本人観光客に対してそんな態度を取る業者がいるのか不思議だったが、実際彼はそういった扱いを受けたらしい。ただし僕はカジノについて偶然いくつかの文章を読んでいたので、従業員がそういった態度を取ることは不思議ではなかった。  数日前に偶然マカオのカジノについての新聞記事を読んでいた。それによると客は一晩で数百万円くらい使うらしい。彼がいくら持ってそこに行ったのか分からないが、恐らく丸が二つないくらいの額だと思う。僕と福山正治を比べているようなもので、問題にならないだろう。出直して来いと言われなかっただけでももうけものだろう。数百万円が平均的なお金だと彼に教えると、自虐的な笑いをしていたから図星だろう。それではいい顔をされるわけがない。ちなみに屈辱を受けた彼に僕は慰めの言葉をかけるのを忘れてはいない。「その男も心の中で言っているわ。もう二度と来るな!」って。  ついでに新聞記事の中で気になるところがあったので、受け売りだが是非知っておいて欲しいことを書いておく。  マカオの人口は約64万人。観光客は年間約3070万人で、うち中国大陸客が約2040万人と7割を占めるらしい。カジノの中はほとんどが中国人で、従業員も北京語で話すらしい。この光景を例えば大阪の街で作りたいのか。中国人でも何でもいいからお金を落としてくれるのならお構い無しか。何千万人と言う中国人が大阪の街を闊歩し、日本人が慇懃に頭を下げるのか。ギャンブラーが毎晩数百万円の博打をしているそばで、日本人の若者が自給850円で働いているのか。  見るからに品のない顔をしているアホノミクスや異心の会の会長など、そのようなことに思いをはせることも出来ないのだ。お友達の鬼業家が儲ければそれでいいのだ。どんな育ちをしたのかわからないが、政治屋以外に彼らに出来る仕事?はない。