お知らせ

お礼とお知らせ  長い間、月末にお遊びとして継続してきましたプレゼントセールを今月を持ちまして中止させて頂きます。体調不良の方が利用してくださる薬局を少しでも楽しめる場所にしたいと思い20年以上継続してきましたが、以下に述べる理由により不本意ながら中止させて頂きます。 すでにお耳に入っている方も多いと思いますが、5月1日をもって、瀬戸内市立病院の牛窓分院(旧町立病院)が院外処方箋に移行します。その移行に当たって処方箋をヤマト薬局で受けてくれるようにとの依頼が瀬戸内市からありました。良くあるケースだと、どこかの薬局が門前に進出するのでしょうが、分院は患者数が少なくて(少ない日は6人くらい)、おまけに数年で移転の話も出ているため薬局を作る経済的なメリットがありません。そこで既存の薬局に目をつけたのだと思います。僕や家族は、長い間、どこかの病院に隷属するような形での分業を否定してきましたから(外国ではあり得ない形態で、本来の目的とは全くかけ離れています)今まで門前に薬局を作ることは考えてもいませんでしたし、これからもありません。今回のように数百メートルも離れていれば門前でもないし、何よりも処方箋に経済的に依存する必要が全くないので、十分従来のヤマト薬局の特徴を最重要命題としてこれからも仕事を続けていけると思っています。  30年近く漢方薬を勉強して、現代医学では救われない人達のお世話をして、それに大きな喜びを感じてきました。優秀な頭脳がお医者さんに集中していても尚救われない体調不良は世の中にいっぱいあります。そうした隙間に落ちた人達のお手伝いはとてもやりがいがあって楽しいものでした。おかげで今ではヤマト薬局の漢方薬を求めて町外は勿論、県外からも多くの方が来て下さいます。  5月からの院外処方が始まりますと、我が家のキャパシティーでは目一杯になる可能性があります。嘗てのようにくじをひいて貰う期間に多くの方が集中して下さると、すべての人に不快な思いをさせてしまう可能性があります。今までくじ引きを楽しんでくださった方々(ヤマト薬局を本当に支えてくださっている方々)は全員把握できています。これからは、くじ引きという方法ではなく他の手段でサービスを継続させて頂こうと思っています。  今回の寝耳に水の出来事を、消極的に捉えるのではなく、本当の分業とは何かを考えながらも、今まで以上にヤマト薬局を支えてきてくださった方々に形を変えたサービスを展開してみたいと思っていますから、若干の混乱期だけを温かく見守ってくださればと思います。