暴走

房総のあなたに  さすが東京近郊ですね。色々な出し物があるのですね。笑いは大切です。僕などあの笑ったとき弛緩状態を如何に漢方薬で作り出すかをずっと考えて仕事をしています。緩めば過敏性腸症候群は勿論、現代人のトラブルなどほとんど治ってしまいます。緊張が作り出しているトラブルばかりですから。  都会には教えて下さったような楽しみが沢山ありますが、僕の町など有名人による興業のようなことはほとんどありません。しかし、有り難いことに、住民それ自体が芸人のようでもあるのです。別に関西の影響を受けているわけではないのでしょうが、漁師の血をひく人が多いから、物事を真っすぐに直接的に表現しない人が多いのでしょう。そうした人のおかげで一日中笑わせて貰っています。だから熱心に働いている都会の人より良く笑っているかもしれませんよ。  とくに僕の薬局なんか深刻な人にも深刻そうに話しませんから、結構笑いが溢れていますよ。深刻そうに話しでもしたら薬代が上がってしまうので、まるでどこにでもあるトラブルのように話します。洋服の青山を着て、北欧の家具の前に腰掛けて、「どうされました?」なんて言いわれるといくら薬代がいるのか心配になってきますよね。やはり漢方薬は、誰もが気楽に飲めるように、ユニクロを着て、アイリスオーヤマの前に腰掛けて「どねんしたんでぇ?」ででないといけませんね。  牛窓も今朝まで暖かかったですが、さっき外に出たら結構寒かったです。少し暖かい目をさせて貰ったから又気を引き締めて、いやこれがいけないんですね、どうしてこの国の人間は引き締める方にばっかり頑張るのでしょうね。ますます緊張を解いて、人生を楽しみましょう。とくに貴女は若いのですから。                             暴走のヤマト薬局より