老衰

 今日フレイルについてのある報告書を読んでいて「90歳を迎える人の割合は女性では約50%ともされている。そのなかで、「老衰が死因の第3位となっており、老衰の予防が重要となっている」と言う件を見つけた。フレイルにありがちな痩せを克服するためにたんぱく質を摂るように勧められる風潮に一石を投じたものだが、ここの部分だけ違和感を持った。得た知識は有難いもので、多くの方に伝えようと思っているが。
 老衰の予防と言う表現だと、何か老衰は克服しなければならないようなものに聞こえてしまう。老衰こそ目指すものと言うイメージで今まで来ていたが、克服しないといけないものなの?。もしそれを克服出来たらどうなるのだろう。100歳を突破する人が続出するのではないか。
 果たして100歳まで生きることが幸せなのだろうか。自身に照らし合わせて考えても、これ以上に失った筋肉と骨と内分泌液と、硬くて今にも詰まったり破れそうな血管と、ただ張り付いているだけの皮膚と、見えにくい目と聞こえにくい耳と咀嚼できない歯と、覚えられない脳と考えられない脳と・・・ああ、これ以上考えたくない。そしてそして、いつまで生きているんだと期待を裏切る日々が続くことと。

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